キーポイントとなるレース
ステップレースに用いられるG2というグレードレースとは異なり、エントリー馬の目標となるもう一つのG2レースがあります。AJC杯、札幌記念、東海ステークス、ステイヤーズステークスなどのG2がそれに該当します。共通点としては、有馬記念近くに他のG1レースが開催されず、コンディション調整という目的でエントリーさせるという場合があるという点です。成長した上り馬や賞金稼ぎの馬などは、このレースに指針を合わせて調整を行ってきます。AJC杯は春の別定レース一発目のG2レース、札幌記念は夏の有力馬賞金獲得のチャンスレース、東海ステークスは春のダート重賞にして中央馬の最終目標とされるレース、そしてステイヤーズステークスは3000m以上のロングランにして、最も長距離適性のある馬の目標地点ということで、レース毎にエントリーする馬の目標が異なります。
札幌記念は、毎年有力馬で構成されており、ジャパンカップ 2011比較的本命傾向での決着が多いのに対して、AJC杯などは春のG1戦線へ向かうために休養に入る馬も多く、実力馬のエントリーは少ない傾向にあります。レース毎に特徴を押さえて、有力馬がエントリーしてくる場合は陣営サイドの意気込みもチェックしておく必要があるでしょう。札幌記念などに臨む馬は、宝塚記念からの間隔も短く秋シーズンのG1までブランクが空くので、宝塚記念での調子をキープしてこのレースへ向けてしっかりと仕上げてくるというケースも多く、それとは対照的に他のレースでは有力馬のキーポイントとなるレースがないため、有力馬が惨敗するケースも多いのです。